「MUDITA HILLシリーズ」近江牛レザーについて

近江牛の歴史
日本三大和牛の一つ、国内最古のブランド牛と言われる近江牛。
その始まりは、江戸時代と言われています。
江戸時代には牛肉は薬用とされ、1687年に彦根藩で武具などに使う「牛皮」を調達
した後の牛肉を使った味噌漬けが考案されました。
”養生薬”として彦根藩から将軍家や徳川御三家への献上品にもなっていました。

全国的に近江牛の名が知られるようになったのは、明治時代。
陸路や海運により、神戸港を経て東京へ出荷されていましたが、当時、出荷港=ブランドという構図があり、原産地を問わずこの時代の近江牛は、すべて「神戸牛」として扱われていました。

1889年に東海道本線が開通し、近江八幡駅ができると翌年から東京への陸路での直輸送が始まり、ようやく「近江牛」の名が使われるようになりました。
その後100年の時を経て、近江牛としてのブランドが定着。
現在では、滋賀県内の約80の牧場で「近江牛」が肥育されています。
共同開発への道

岡喜牧場 代表 岡山和弘とCogocoro 代表 田中秀樹は、同じ竜王町出身。
学年は1つ違いですが、高校時代までともに過ごす仲でした。
それぞれの道に進んだ2人の再会があったのは、2019年。
「近江牛のレザーを使った製品をつくりたい」と竜王町商工会に相談したところ、岡山さんを紹介されたのです。
同じ志を持った、同じふるさとの2人のプロジェクトがはじまりました。
近江牛レザー
〝牛に良いとされることは何でも試す〟
竜王町で牧場やレストランを展開する、近江牛の老舗「岡喜」は180年にわたり、熱い意思で文化を守り続けています。
そこで肥育された牛の革を使用しており、上質なオイルを多く含み、独特の滑らかさとしなやかさが特長です。
蒲生郡竜王町にある岡喜牧場と、近江八幡市にある革製品Cogocoroとの共同開発
により作られた近江牛レザー「MUDITA HILL LEATHER」は、革本来の良さを大切に作られています。

革はひとつずつに違いがあり、個性があります。
その革の個性を最大限に引き出すなめし方である「タンニンなめし」(植物由来のタンニンを使って革をなめす方法)で革を製作しております。
時間とコストがかかるなめし方ですが、環境にも比較的優しく、有史以前から行われてきた方法を採用しております。

この革が作られる過程には、地産地消・アップサイクルにも繋がる取り組みがあり、
新たな資源として活用することで環境や社会に貢献します。
滋賀ならではの和牛を使用した新しい革ブランドとして、近江牛レザーを世界に広め
ていきます。